分光光度計
データがふらついて測定できない
→ 紫外域での測定時にガラスセルを使用していませんか?セルホルダーに何も入れないで100%T(0Abs)を合わせた後、セルに純水を入れて250nmでの透過率(吸光度)を確認します。透過率がゼロに近ければ使用しているセルはガラスセルです。石英セルをお使いください。
→ ランプが劣化していませんか?WIランプの保証寿命は約1000時間、D2(紫外線用)ランプは約350時間です。寿命がきている場合は交換してください。
→ 光源ミラーがきちんとランプの方向に向いていますか?使用したいランプと逆方向に向いている場合は改善してください。この時、ミラー表面やランプの出射光窓に触れたりしないようご注意ください。また火傷の恐れがありますのでランプ消灯後15分以上冷ましてから作業してください。
スペクトルに段差が生じたりスケールオーバーとなる
→ ベースラインの設定に誤りはありませんか?機種によって「システムベースライン」と「ユーザーベースライン」の2種類あります。補正は「システムベースライン」で、使用するベースラインの設定が「ユーザーベースライン」となっていると補正は行われませんので正しく設定してください。それでも改善されない場合はもう一度ブランクでベースラインを補正してください。
サンプルシッパを使用時に再現性が無い
→  サンプルシッパのしごきチューブの劣化が考えられます。水を吸った後で、空気を吸ってみてセルまで何秒かかるか確認してみましょう。シッピング設定時間内にセルまで空気がこなければ、時間を長くします。
特定の波長で測光値が期待値とずれる
→ 近赤外・可視部用のWIランプは純正品を使用してください。照明用のハロゲンランプで純正品と同じ12V50Wの物があります。このランプを使用すると波長特性の違いにより、測光値が異常となる場合があります。ちょっと見ただけでは形状による判別が難しいのでご注意ください。
記録紙の印字が不明瞭
→ 機種によってサーマル記録紙を使用しています。発色温度の違いにより濃くなったり薄くなったりします。裏表にも注意してください。
スペクトルがおかしい
→ ベースラインの補正は正しいですか?もう一度ブランクでベースラインを補正してください。
ユーザーベースラインとシステムベースラインの2種類あり、更にユーザーベースラインは数種類保存することが可能な機種があります。補正したベースラインと使用するベースラインは同じでないと効果がありません。室温の変化などでもベースラインは変化しますので、精密な測定時は直前に補正することをお勧めします